第14回行動美術Tokyo展(2023)
会友の部 奨励賞
「3つの視点」
第14回行動美術Tokyo展(2023)
会友の部 奨励賞
「花波文様Ⅱ」
第76回行動展(2021)
SOMPO美術館賞
「波の声」
第12回行動美術Tokyo展(2021)
一般の部奨励賞
「Move」
第74回行動展(2019)
新人賞
「大地の記憶」
第10回行動美術Tokyo展(2019)
一般の部奨励賞
「境界線の先」
第10回行動美術Tokyo展(2019)
一般の部奨励賞
「境界線」
受容
いいのよ、そこにいて。
いいのよ、その痛みは
そうね、たぶん消えないけれど
あなたのその痕跡だらけの
カタチは美しい。
隠さなくていいのよ。
ね、それがいい。
「窓-Ⅰ」
窓からあふれる光
ずっと待ってたひかり
無限
点と点をつないでいくと、
いつの間にか
その花が生まれた。
最初は無形だったけど、
確かにそれはあったんだ。
ずっとここにあったんだ。
そしてそれは、
次の花も咲かせていく。
窓のメモリイ
ひとつの窓には、
1000個のメモリイがある。
切ない日 あったかい日 見慣れた日
恋する日 嫌いな日 泣き虫の日
全部が大切な、ひとつの窓
華波文様
湧きあがるカタチは波のよう。
とどまることはない。
萌えるカタチは花のよう。
次々と変化し続ける。
時にねじれながら
うねりながら
はりさけそうになりながら
そして全ての痕跡は、
ただ一つの文様になる。
家-Ⅳ
階段を昇っておいで。
ボサノヴァを聞きながら
踊ろう。そして話をしよう。
おいしいスープを作ったよ。
そうここはいつでもあなたの場所。
家―Ⅲ
雨の日には一緒に泣こう。
雨の音がかき消してくれる。
冷たい風の日には窓を閉めよう。
いつでも部屋はあたたかく
君が暗い夜道を帰ってきたら、
小さな明かりを
灯しているよ
小さな小さな
明かりだけれど。